3月25日公開された映画 「暗殺教室 卒業編」。
公開初日の金曜日に観に行こうと意気込んでいたのですが、我が家にいる高齢犬の具合が悪くなりその日に行く事が出来ず。
本日、4日ほど遅れてやっと観ることが出来ました。
映画のストーリー
暗殺教室は、
来年の3月に地球を破壊すると宣言し、椚ヶ丘中学校3年E組の担任になる事になったタコ型超生物の殺せんせーと、その暗殺を試みる生徒たちの物語。殺せんせーは暗殺を通じて落ちこぼれのE組生徒を”お手入れ”し、指導していき、生徒たちはそれに応え、暗殺の技術を磨くとともに自身も磨いてゆく。
というもの。
このマンガ、いいマンガだな。
少年ジャンプに連載されていた原作は「いいマンガだねえ〜」と思います。
設定は突飛ですが、テーマは少年マンガの王道を行ってます。
で、その実写映画化されたものが昨年3月に公開された「暗殺教室」と、この度公開された「暗殺教室 〜卒業編〜」となっています。
原作はついこの間完結しましたが、大体、その後半のメインストーリーが卒業編の内容です。
実写版は原作者である松井優征先生が関わっていて、ありがちな「実写版オリジナル」な結末などにはなっておらず、基本原作どおりの展開になっています。
さあ、原作を読んだ人は結末が分かってしまいましたね。ひー。
卒業編の感想
前編である「暗殺教室」の感想はこちらに書きました。
マッハ20で殺せんせーに会って来ました。実写版88・映画暗殺教室のレビュー
前編については、ちょっと詰め込みすぎか?という感想を残しておりましたが、今回の卒業編、非常にスッキリと流れがあってよい感じでした。
そもそも、既刊18巻のコミックを2時間前後x2本の映画に圧縮するという事なので、色々なエピソードをそぎ落とさなければならないわけですが、今回の卒業編では原作にある学校の他のクラスとの絡みとか、先生方のエピソードなどはざっくり切り落として殺せんせーと生徒たちの関係性に終始しています。
この方がテーマがはっきり見えて伝わりやすいので良かったと思います。
退屈するようなところは一切なく観られましたよ。
そして、やはり前作がヒットしたために制作資金が潤沢になったのでしょう、柳沢の研究所のセットや、渚と業が戦うシーン、殺せんせーのCGの感じもグレードアップしてる感があり、見ごたえがありました。
ストーリーは先に書いた通り、原作と同じになっていますので安心して観ることができます。
じゃあ映画にする意味なんなのよ!って話しですが、実際に(映像とはいえ)「モノ」があるのって違いますよね。
私は、「原作と映画は別物、原作をなぞるだけだったら映像化する意味ないじゃん」
という派なのですが、原作の最終回とほぼ同じタイミングでほぼ同じ結末を別のメディアで見られるというちょっと無かった楽しみがありました。
原作未読の方には関係ないですけどね。
テレビ放送中のアニメがタイミングが1クールズレてるのはわざとなんでしょうか。
とにかく、映画については素直に面白かったです。
演者について
普通の生徒たちの中に入っちゃうとどうしても菅田将暉さんは数歩抜きん出て見えちゃいました。
他の生徒役の方々も、前作に比べて垢ぬけちゃってまあ、とは思いましたが。まだこれから「お、これは」という方が出てくるかもしれません。
主演の山田涼介さんも良かったですよ。渚くんのキャラを出していたと思います。
噂のえんぴつ桐谷美玲さんでお胸を表現するのにはちょっと無理がありましたかねえ。
私が入った回は、松竹のシネコンMOVIXの中で一番大きなハコでしたが、満席に近い状態でした。
昼間だったので、年齢層低め。小学生が多かったです。
ちょっとうるさいかな?なんて心配しましたが、まあまあ、皆さん夢中で観ていたようで。
低学年でも大丈夫そうでしたよ。
大人も面白かったですし。
卒業編公開前に地上波で前編が放映されていましたが、前編未見の方はDVD & Blurayをご覧になってからぜひ。
劇場で観て損はないと思いますよ!
と、ここまで例によって(?)殺せんせーと死神さんには触れていないのですが、長くなったので次書きます。
追記(2016.3.31)
暗殺教室 〜卒業編〜について、二宮和也さんに関して、以下の記事に書きました。
暗殺教室 卒業編は噂どおり殺せんせー&死神の中の人のオタ得映画でした。