どうして?
以前はもう飼わない!と思っていた
我が家では以前ブリーダーから迎えたゴールデンレトリーバーを飼っていました。
この子はこのブログに載せている老犬ゴルゴさんとに描いていますが、2016年5月に17歳3ヶ月で旅立ちました。
本当に本当に、ゴールデンにしては長い間私たちに様々なものをくれました。
ですが、最後の4年ぐらいはお世話が大変でした。体が大きい上に13歳後半からは緑内障を患って全盲、15歳の後半からは自分で立ち上がるのもキツくなり、サポートが常に必要だったからです。
そんな事があり、この子が最後のわんこだと思っていました。
これからの人生でまた犬と一緒に暮らしたい
旅行や仕事に行く時も心配する事なくいられる生活をしばらく続けましたが、4年半ほど経つとやはりまた一緒に犬と暮らしたいなあ、という思いが。
コロナ禍で、夫がテレワークのためずっと家にいられることや、自分たちに年齢を考えると犬を生涯お世話できるのはそろそろ最後かもしれないという事があり、今度は行く場が無くなってしまった(かもしれない)子を飼おうと決心したのです。
どうやって見つけたの?
さて、保護犬を飼うにあたり、まずはインターネットで保護犬について色々調べました。
特に参考になったのは、先代の犬を飼っていた時、特に老犬になってから介護していた時にTwitterでとても助けられた#秘密結社老犬倶楽部時代に出会った方々のその後の保護犬との出会い方や暮らしでした。
皆さん、老犬さんが天国支部(詳しくはTwitterで#秘密結社老犬倶楽部 、#秘密結社老犬倶楽部天国支部をチェックしてみてください)に旅立ったあと、少なからず保護犬を迎えて再び楽しく犬さんとの暮らしを始めています。
それをみて保護団体から迎えるとか、何歳ぐらいの子を迎えるのかとか、犬種は?など色々考えました。
私自身はまたゴールデンと、というよりもザ・保護犬と言った感じの、雑種犬を迎える気満々だったのですが、やはり見て、会って、「可愛い!」と思える子でないと、と思いながら近所の譲渡会に行ってみたり、保護団体のwebサイトや、「ペットのおうち」、「いつでも里親募集中」などの募集サイトをチェックして、可愛い!と思える子を見つけて何度かアプローチしました。
一緒に暮らすわけですから、夫の意見も聞かなくてはなりませんので、私が思っていた雑種犬だけでなくゴールデンやラブラドールにもアプローチしましたが、純血種、しかも仔犬となると応募者殺到で場合によっては返事ももらえない状態のまま里親決定となっていたり、そんな事を言っていてはずっと決まらないのでは、と思う様な事を言ってくる(保護犬のことを思ってのことでしょうが、)保護主様などのことがあり、近所の大型ペットショップで売れ残りとされていたラブラドールの仔犬に目移りしそうになっていた時に「いつでも里親募集中」というサイトであるボーダーコリーの女の子に目がとまりました。
その子はなんだか寂しそうな目で、全体的に細っそりして、なぜか薄い感じがしました。
とても可愛らしい、折れ耳の女の子。
それまで何度かアプローチしていて相手から良い反応を貰ったことがなかったのですが、里親を募集していた保護団体様にメッセージを送りました。
この時、よく保護団体が使う言葉でいう「アンケート」に細かくきちんと情報を書くのがポイントです。もちろん、その細かい内容で断られることもありますが、その内容でちゃんとした人なのかどうか、保護犬はここへ行って幸せになれるのかを雰囲気で判断しているのだと思います。
今回の場合、アンケートに回答したその夜遅くに団体の代表の方からお返事いただき、今度は飼育予定の部屋や庭などの写真が欲しいとの事でした。
早速スマホで撮って翌日に返信すると、すぐにお見合いの提案をいただきました。
私達が過去にゴールデンを飼っていて、17歳まで育て、さらに実際に飼育するリビング、庭の写真を良しと思ってくださった様です。
そこからは順調にお見合い、トライアルへと続き、2週間後には正式譲渡となりました。
トライアルの間には団体様へ毎日のように写真とその日の様子を伝えていました。
トライアルの際には団体様が我が家へワンコを連れてやって来て、家の中、庭をご覧になって行きました。
そのような事をするのが中々大変だと感じる方もいらっしゃると思いますが、このぐらい出来なくて、どうしてこの子を幸せにする事が出来ようか、と言った具合です。
たまに事実と異なる情報を送ったり、家に行ってみたらいわゆる片付けられない人だった、などもあるそうですし、最近は里親になると言って引き取った後、虐待したり販売したりと言った問題もあるようなので慎重になるべきところではあるでしょう。
さて、そんな流れで我が家にやってきたワンコですが。
ブリーダーの真似事をしようとした人に飼われていた子で、その人自身が生活が立ち行かなくなり車上生活していたところで保護されたと聞きました。
とても痩せていて、肋骨にゴツゴツ触れるぐらいの子でした。
食べさせてもらってなかったんだね。
でも写真で見た通りとても可愛らしく、初めから人にはよって来てくれました。
触っても大丈夫で、むしろ触ってと言ってくることもあり、幸い暴力は受けていなかった様です。
そんな形で我が家にやってきてくれたこの子に、R(アール)と名づけ、生涯可愛がっていくことにしたのです。
最近のRさん
やって来てくれてから2ヶ月が経とうとしています。
最近やっと自分の要求を見せてくれるようになって来ました。
この、Rとの生活を、これから少しずつ書いていこうと思います。