先日、殺せんせーの声の人についてはしゃいだ記事にしてしまいましたが、3月21日に公開された映画「暗殺教室」。週刊少年ジャンプで連載中の人気コミックです。現在まだ連載中で、完結していませんので、どこをどこまで描くのか気になるところ。
原作については、映画公開にあたり無料公開されていたコミックス1、4巻を読んだ状態です。
例のオタ友と観賞してきましたので私的レビューをいたします。
たぶんやってないとは思いますが、自分が思っていない所でネタバレしている可能性があります。未観賞で、ぜーーーーったいにバらされたくない!という方は観賞後にお読みくださいませ。
ストーリー・脚本について
前半は原作が描くそれぞれのキャラクターのエピソードが詰めつめでした。各キャラの話が出てきているのですが、それぞれがちょこっとずつなので原作未読の人にはちょっと分かりにくかったかもしれません。
しかし、その分テンポが速くて観飽きることなく話が進んで行き、あっという間に終わったという感じ。
以外と、原作未読で余計な(?というか原作で描かれていた事細かな)情報が入っていないほうが面白かったという人が多かったかもしれません。
分かりにくいところというか、細かい所が分からなくても、省略されていた部分は気にせずに前に進んで観られる、そんな流れになっていたと思います。
その意味では子供たちが多い春休みにピッタリの娯楽映画だったのではないかと思います。
ただ、渚の暗殺者としての才能について描かれていましたが、そこが烏間先生と殺せんせーの会話だけで表現されていて二人が渚の何をみてそう考えたのかあまり分かりやすくは描かれていませんでした。
これでは主人公が殺せんせーになっちゃうなあ、とちょっと思ってしまったので、その辺を描いてくれていたら鷹岡との対峙の場面も、イトナとの場面も、、もっと渚に感情移入出来たんじゃないかな、と思いましたね。
おばちゃんの意見ですけど。
to be continued.
になっていたのはどうなんだろう。
二部作に決定していたのならそう言っといてやるなら良いけど。
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2を見たときの衝撃には負けるけどね。
キャストについて
主演の山田涼介君はじめ、菅田将暉君、椎名桔平さん、高嶋政伸さんなど、俳優陣は評判どおり。良かったです。
原作ファンの方がネット上のレビューサイトで「烏間先生がなんでおっさんなの?」とか言っていましたが、そういう事じゃないよね。うん、そういう事じゃないよ。それと同じで、ビッチ先生もそういう事じゃないんですよ。
まあ、知英さんの場合はセリフがあんな感じなので、あんまり浮かない方が演られたほうがよかったかな、ぐらいには思いますけど。
菅田将暉君は良い俳優さんになりそうだな、と期待しますので、映画開始前に宣伝が流れていた「ピンクとグレー」も観に行っちゃお、なんて思いました。
殺せんせーの声については、私は中の人のオタですので別記事にしたいと思っております。ここでは一言だけ。
マジで良かった。
追記:殺せんせーの声の人についてはこちらに書きました。
映画暗殺教室・二宮和也さんの殺せんせー役について。世間の評判はおいといて私の勝手な見解。
特殊効果など、作りについて
結構頑張ってたんじゃない?というのが正直な感想。
殺せんせーの動きとか、教室にいる感じとか、昔の特撮みたいにバリバリの着ぐるみ感なかったし、違和感無かったし。
ぬるっとした感じがでてたら完璧でしたね。あ、あと、殺せんせーのコスプレはかわいかったですよ。
教室のセットにも、細かい所に「発見するとおもしろい要素」があったみたいなので、次観たとき(あと一回は観ようとしている)確認してみようと思います。
今回観客動員も興行収入も非常によろしくてらっしゃるようなので、二作目ではCGとか、いろんな所がもっとよく出来てくるんじゃないかな。
期待です。
まとめ
私は、「映画は原作とは別物。原作をなぞるだけだったら何のために映画にするのかわかんないじゃん」
と日ごろ思っているので、逆にそこまで原作のエピソードを忠実にまるっと入れなくても良いのではないかと思ったりもしました。
上映時間はだいたい二時間ぐらいと決まっているので、投げたエピソードを全部拾って終わらなくちゃいけないとか、原作のエピソードが省略されてるとか、そんなのって最終的に面白かった、よく出来てた!というなら問題ないと思うんですね。
総じて、今回のマンガ原作の映画化はよく出来ていて、面白かったと思いました。
少なくとも、私はあと一回は観に行きたいと思っています(オタだねえ)。