昨日、Softbankからショートメッセージが届いていました。なんでも、iPhone6およびiPhone6Plusを利用していて、iOS8.3へアップデートした人が対象になっている”VoLTE”というオプションサービスが無料で付与できると言うのです。
タダより高いものは無い!ホントに付与していいもの?そもそもVoLTEって何?自分が理解した!となるために調べてみました。
VoLTEって何ですか?
ボルテ、と読むのだそうです。SoftbankのQ&Aサイトによると、
“「VoLTE」とは、Voice over LTEの略で、超高速通信サービス(LTE)による音声通話サービスです。
対応機種同士の通話でお楽しみいただけます。”
とのこと。
そういえば、4GLTEとかって聞いたことありますね。そのLTEですね。
LTE 、Long Term Evolution とは、携帯電話の通信規格のことで、これまでの3Gよりも速いヤツです。
通信速度は最高上り50Mbps、下り100Mbpsだという事ですから(この数字はあちこち見てると違う数字になっていたりするので、各各キャリアが言っている数字を見るのが吉)、現在の一般家庭での高速ネットワーク通信と同等ですね。何でも、3Gの15倍ぐらい速いんだとか。
速いから良いのはわかります。データ通信するなら速いほうが良いですものね。
で。音声の場合ですが、これまではデータ通信はLTEでやりとりして、音声は3Gだったのだそうです。それがこのVoLTE対応機種の場合は音声もパケット通信になります。
従来の音声通話より周波数の帯域が広く、これまではカットされてしまっていた音域が聞こえるようになっているため、音質がすこぶる良くなるのですって。
従来の音声ではカットされていた高音域の音声成分を含むため、音がこもらずクリアで聞き取りやすい通話を実現します
Softbank ボルテとは?より。http://www.softbank.jp/mobile/network/explanation/volte/
音声はホントに良くなるのか?
残念ながらすぐに実機チェックすることができなかったので、上記のWebサイトにあったPepperの声の比較を聞いてみました。
確かに今までの通話音声に比べるとボルテの音声はクリアでこもった感じがしません。
普段使っている電話で、外出先などで通話しているときにこのぐらいの差を感じるかわかりませんが、実際に音がキレイに聞こえる事がわかります。
他には何か良いことはあるのか
以下の点が良くなることとしてあげられています。
・電話をかけた時の呼び出しまでの時間が短縮される。
・音声通話しながら、これまでよりも高速のデータ通信ができる。
Softbankの場合はこれまでも通話中のデータ通信は可能でしたが、その際3G通信になってしまっていたものがLTEになるので速くなるよ、ということですね。
でも今のところは、、、
SoftBankの場合対応機種が以下の3つだけです(2015年4月19日現在)。
AQUOS CRYSTAL X
iPhone6 、iPhone6 Plus
これらの機種で、OSが最新版にアップデートされている場合で、かつ利用申し込みを完了している場合に(iPhoneの場合は順次自動付与されるとのこと)このVoLTEオプションを利用可能。通話相手もVoLTEが使える状態でないとダメなんです。さらには、同じキャリア同士でないとダメなようですね。
通話料は自身の加入プランに依存しますが、Softbankならば、おそらくこれらの機種を利用している方は通話料が定額のスマ放題プランになっていると思われますので、その場合は通話し放題の定額料金で利用可能とのことです。
これらのことから、現在のところ利用範囲は限られているようです。これから対応機種が普及することで恩恵に預かる機会が増えるのでしょう。
で、はじめに書いた疑問についてですが、このオプションは付けといてOKです。Softbankの場合順次付与と言っていましたが、今すぐ利用したい場合は自主的に設定できるようなので、是非やっておきましょう。