日々の生活

オタであることを隠す?晒す?カミングアウトすることについて考えてみた

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カミングアウト、、、、自分が社会的に誤解、偏見を受けているであろう主義・立場であることをみずから公表すること。あるいは人にあまり知られたくない事を公にすること。
この、カミングアウトという言葉、主に同性愛であるとか、性同一性障害であるなどでの使用が想定されますが、近年では「実はヅラだった」とか、「実は離婚歴がある」など、ちょっと言いにくいことを公にすることにも使うようです。
ここでは特に「オタクであることをカミングアウトする」について考えてみました。

カミングアウトする?しない?

うちの近所のラーメン屋さんでレジの所にいつも嵐のうちわが置いてある店があります。
しかも、ライブツアーやイベントがあるたびに新しいものに差し替わっているのです。
そのお店の奥さんが嵐ファンだという事をこれまた近所の美容室で聞いたのですが(!)、
今は嵐のファンだよ!と公言しても、社会的に「ちょっとヤバいんじゃね?」などと思われることはほとんどありません。
ですから、お客さんとのコミュニケーションの一環で私は嵐ファンよー、と言っているのであれば少なくとも害はないと思います。
はじめて見た時はすっごいカミングアウトだなあ、と思いました。

実はわたくしもジャニオタ。いや嵐オタ。いやいや、正確に言うと二宮くんのオタです。
しかし、私はごくごく身近な家族、友人にしか口外しておりません(今しちゃったね)。

なので、いつも清算する時に声をかけてみようと思うのですが いまだに実現できていません。
だって、ただのファンなのか?オタクと言ってよいレベルなのか、うちわだけでは測ることはできません。

相手が確実に同じ方向であることが分かっているにも関わらず。自分をあんなにオープンにしてくれているにも関わらず。
しかも、彼女は同担(*)ではありません。お店の奥に貼ってあるクリアファイルはいつも青(大野くんですね)。
なので、同担拒否(**)の方だったとしても問題ありません。なのに、声はかけられない、、、、。

カミングアウトのタイミング

友人の場合

私は昨年までクラシックバレエを習っておりました(これはカミングアウトというほどのことではない)。
習っていた場所は近所にある地元のバレエスタジオで、子供から大人まできちんと教えて下さると評判のお教室でした。
そこへは徒歩で15分ぐらいの距離だったので、いつもイヤホンをして音楽を聴きながら歩いて行っていたのです。

スタジオへ到着するまでに一緒に習っている人たちに会えば、イヤホンを外して挨拶し、そのまま何気ない会話をしながらお稽古へ行き、終了すれば「今日は疲れたね~」などと話をしながら帰っていました。

しかし、ある日、
「いつも何聴いてるんですか?」
と聞かれたのです。

まあ、ウソつくこともあるまいと思い、おもいっきり
「嵐でーす」
と答えました。

「あーそなんですかー。」「結構いい曲ありますよねー。」
なんてその場は過ぎていきました。

そんなもんです。
他人なんて、あなたのことにそう興味もっていません。
それで、どの程度好きなのか、ハマっているのか、なんて聞いてきません。普通はね。

だから、
・誰かにスマホの待ち受け見られて、「これ誰?(あるいはこれ何?)」って聞かれちゃったタイミング
・何か読んでるときに「なに読んでるの?」と聞かれちゃったタイミング
・昨夜なにしてた?と聞かれたタイミング

は、私はこれが好きなんだよ!(だから色々持ってたり聞いてたり見てたりするんだよ!)
ということをカミングアウトする良い機会であると思われます。

彼氏・彼女の場合

問題あるよな、と思ってしまうのは相手が彼氏や彼女だったりする場合です。
上記のような付き合いよりもこゆい関係になるため、どこまで深いオタなのかを確認してくる可能性があり、それによっては「引かれる」というリスクがあります。
しかし、基本的な関係性が出来上がってしまっているのであれば、よほどのことでない限り大丈夫でしょう。
よほどのこと、つまりその関係性を壊すようなオタクっぷりというのは
・尋常ではないほどお金をつぎ込んでいる
・尋常でない性癖
などがあげられると思いますが、いずれにせよ、「あれ?」「なんで?」という事があった時がカミングアウトのし時になるでしょう。
自宅に招いたとき、DVDの山を片付け忘れてた、等というのは良いタイミングです。「これ、なに?」と聞かれたら正直に答えましょう。

カミングアウトのススメ

この、オタクであることをいつカミングアウトするのか問題は悩んでいる(?)方が多いらしく、インターネットで検索したらたくさん出てくるんですね。

私は最近はこう思う事にして、出来るときは公言するように努めております。
「オタクだと今公言しておいたら何か良い事(人づてにノベルティグッズがもらえるとか、カタログがもらえるとか、いつかどこかで会えるとか!!)があるかもしれないじゃないか!」

と、いうわけで今回はさりげなく私自身が嵐の二宮くんのオタだという事をカミングアウトさせていただいたわけですが(でも茶の間オタだよ)、今後はこの件に関してはマンガにして行きたいと思いますのでよろしくどうぞ。

*同担・・・ジャニーズのファンの方は、自分のごひいきさんを「担当」と言います。AKB系で言うなら「推し」。

**同担拒否・・・ジャニーズのファンの方の中には、同じタレントさんのファンの方とは付き合いたくない!という方がいらっしゃいます。その様を同担拒否といいます。

 

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じゃいぞう
じゃいぞう
テキトーなイラストや漫画を描いてちゃんとした動物フィギュアを作っている人です。